パンチドランカーとは? ボクシング経験者が語る脳へのダメージの恐ろしさ

スポンサーリンク


一昔前のボクシングというと、いわゆる元ヤンといわれた昔にヤンチャをしていた若者たちがやっている殺伐としたスポーツ、というイメージを持たれていたように思います。

しかし最近では、ボクササイズと称してシャドーボクシングを取り入れたダイエット法もあり、フィットネス感覚で女性でも気軽に取り組めるスポーツになっています。

最近のジムは、一昔前のようにプロボクサーを育てるプロ専門のジムというのは少なくなり、ダイエットから気軽に始められるフィットネスのボクシングジムが増えています。

そういうジムでは殺伐として雰囲気はなく、どちらかというとアットホーム的な雰囲気のジムが多くなっています。

私は20代の頃にボクシングジムでボクシングを習っていました。

私が当時通っていたボクシングジムは、プロボクサーを目指す人とダイエット感覚で来ている人が半々くらいのジムでした。

私はどちらかというと本格的にやっている方でしたので、スパーリングなどを多く経験してきましたが、そこでついて回るのが「パンチドランカー」の恐怖です。

現役のプロボクサーやプロのキックボクサーたちは「パンチドランカー」の恐怖と戦いながら、日々のトレーニングに励み試合に臨んでいます。

今回は「パンチドランカー」とはどういった症状なのかパンチドランカー」にならないようにするためにはどうすればいいのか、ということについて紹介していきます。

ボクシングについては、

ボクシングジムでのトレーニングは何をするの? 家でもできるトレーニング方法は?

ボクシングのパンチの打ち方やテクニック お手本にするべきボクサーをご紹介

ボクシングに向いている人、向いていない人 プロボクサーの収入も公開

こちらの記事も参考にしてみてください。

パンチドランカーの原因と症状とは?

パンチドランカーとはよく耳にする言葉かと思いますが、具体的にパンチドランカーになる原因と症状はどういったものなのでしょうか。

パンチドランカーとは、頭に相手のパンチをもらいすぎるとなる症状です。

ニューヨークのとある病院でプロボクサー10人の脳を調べていたところ、10人の中で正常な脳はたったの1人だけだったという恐ろしい事例があります。

しかも活躍している選手ほど脳へのダメージが大きくみられてたとのことです。

パンチドランカーになる原因は、ヘッドギアをしていない本番の試合によってなるように思われるかもしれません。

私の経験上ヘッドギアは確かに脳へのダメージを軽減してくれるかもしれませんが、正直あまり意味がないように思えます。

「しないよりはした方がいい」という程度です。

パンチドランカーはどちらかというと試合によってなるというよりは、日頃のスパーリングなどによるダメージの蓄積によって発症することが多いといわれています。

ヘッドギアをしていてもパンチをもらえば「痛い」という感覚よりもまるで「鈍器で殴られたような感覚」で、体全体がグラグラする感じがします。

パンチドランカーの症状としては、

  • 頭痛
  • 物忘れ
  • 体のしびれ
  • 体の震え
  • バランス感覚の喪失
  • 認知障害
  • 攻撃性
  • 幼稚
  • 呂律が回らない

などの症状があります。

私もボクシングジムに通っていたときに、軽いパンチドランカーの症状があらわれていました。

以下は私がスパーリングをすることによって起きた症状です。

特に、頭に相手のパンチをたくさん打たれた後には、

  • 高熱が出る
  • 頭痛
  • 吐き気

の症状がよく出ました。


そして日々の練習の中でスパーリングを重ねてきた、とある日に、

  • 物忘れ

の症状が多くみられるようになってきました。

物事を記憶することがあきらかに衰えて、物忘れが激しくなってきたのです。そして更に時がたつと、

  • バランス感覚の喪失

この症状が現れたときに、これはまずいと思いボクシングジムに行くことをやめました。

ボクシングはサンドバックを自由にバランスよくコンビネーションが打てるようになってくると、どんどん楽しくなってきます。

そして、ボクシングを習う前までは、テレビでやっているボクシングを観ていてもただの殴り合いにしか見えなかったものが、技術を知ることによってまるで違ったスポーツに見えてきたりします。

ボクシングは本当に魅力ある素晴らしいスポーツだと思います。

しかし、超がつくほどの危険なスポーツであるということを認識しなければいけません。

パンチドランカーにならないようにするためには?

日本のボクシングジムは、海外のボクシングジムよりも激しいスパーリングをすることが多いと聞いたことがあります。

私が当時通っていたボクシングジムでも、まるで喧嘩のように本気でガンガン殴り合っていました。

殴られれば殴られるほどダメージは確実に体に蓄積してきます。

先にも述べましたが、ヘッドギアをしているから大丈夫なんてことは全くありません。

なるべく本気で殴りあうスパーリングは避けて、マスボクシング(寸止めのボクシング)で感覚を掴むことを練習に取り入れた方がダメージを蓄積せずに長くボクシングができます。

あとはオフェンスも大事ですがディフェンスを徹底的に学ぶことが大切です。

元世界王者である畑山も、攻撃は誰でもできるがパンチを避ける防御ができるからこそプロである、と言っていました。

まさしくその通りで、日本ではまず攻撃することを教えますが、海外ではまず防御から教えるといいます。

とにかくパンチを打たれないことが大切です。

あとは周りの意見をしっかりと聞いて、自分自身をきちんと判断してもらうことが大切です。

自分では大丈夫と思っていても、周りからみたら異常をきたしているということがあるかもしれません。

実際にパンチドランカーになった人は?

星の数ほどいるので、有名人をあげてみます。

  • モハメド・アリ
  • たこ八郎
  • 佐竹雅昭
  • 高橋ナオト
  • マイクベルナルド
  • ゲーリーグッドリッジ
  • シュガーレイ・ロビンソン

まだまだたくさんいますが、あげるとキリがないのでこれだけにしておきます。

モハメド・アリのパンチのダメージの蓄積によって発症したパーキンソン病はあまりにも有名な話です。

日本人ではたこ八郎も有名です。

ノーガード戦法でパンチをわざと打たせて隙をついて反撃するという戦法でしたが、その無謀な戦法のツケはパンチドランカーの症状としてあらわれました。

ボクシング引退後は俳優として活動していた時期がありましたが、セリフがなかなか覚えられなかったりして苦労をされたようです。

最後に

一ついえることは、ボクシングをやっているからといって誰もがパンチドランカーになるというわけではありません。

個人差があり、どれだけパンチを打たれたからパンチドランカーになるとか、そういったことは誰にも分かりません。

しかしボクシングでスパーリングを始めれば誰でもその危険性はつきまといます。

ボクシングは大変魅力あるスポーツです。

魅力あるスポーツですが、危険と隣り合わせのスポーツということをしっかりと認識したうえで行うべきだと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

関連記事

ボクシングVS空手、どっちが強い!? 永遠のテーマの答えとは

井上尚弥の強さの秘密は? 圧倒的な戦績をボクシング経験者が分析

スポンサーリンク


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

住んでいる所:愛知県 性別:男 職業:営業マン兼Webライター 私が今まで体験・経験してきた不思議なことをもとに、運気アップする記事であったり、趣味であるボクシング・格闘技に関することや、異性との会話術、季節関連の情報などなど、幅広く記事にしています。