井上尚弥の強さの秘密は? 圧倒的な戦績をボクシング経験者が分析

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井上尚弥は今現在、日本ボクシング界が誇る最強のボクサーです。

井上尚弥はプロわずか8戦目で世界の2階級制覇をなしとげました。

今はワシル・ロマチェンコが7戦目で2階級制覇をなしとげたので、記録を塗り替えられてしまいましたが、当時は井上尚弥が世界史上最短2階級制覇の記録保持者でした。

そんな井上尚弥につけられたニックネームが怪物(モンスター)です。

たいていは大げさにつけられる異名ですが、井上尚弥の場合は怪物(モンスター)でも足りないくらいの怪物っぷりを発揮しています。

そんな井上尚弥の強さの秘密はどこにあるのでしょうか。

今回は井上尚弥の何がすごいのか?について語ってみたいと思います。

井上尚弥VSジェイミー・マクドネル戦については井上尚弥が強すぎたのか、それともジェイミー・マクドネルが弱かったのか?

こちらの記事も見てみてください。

 

井上尚弥の経歴

(出展元:https://www.daily.co.jp/newsflash/ring/2015/07/05/0008182769.shtml?ph=1)

  • 生年月日:1993年4月10日生まれ
  • 出身地:神奈川県
  • 身長:163cm
  • 戦績:15戦15勝13KO
  • 獲得タイトル:WBC世界ライトフライ級王座、WBO世界スーパーフライ級王座

私が井上尚弥を始めて見た試合は、日本タイトルに挑戦した試合であるVS田村良一戦でした(田村良一は後の世界王者)。

このときの井上尚弥を見た私の感想は、思わぬ体勢からパンチを繰り出せてスムースなコンビネーションを打てるボクサー、そんな印象でした。

田村良一も粘りを見せて「両者ともいいボクサーだな、井上は今後世界のベルトを取るだろうな」と感じていましたが、このときは正直そこまでの怪物性は感じませんでした。

そんな井上尚弥が世界に名を知らしめた試合が、2014年12月に行われたオマール・ナルバエス戦でした。

ライトフライ級当時の井上尚弥は、的確でスムースなコンビネーションが打てるボクサーですが、減量苦のためかそこまでのパワーは感じませんでした。

ライトフライ級からスーパーフライ級まで一気に2階級上げての挑戦に、当時の私は「勝てるかもしれないけど、苦戦するだろうなあ。予想は井上の判定勝ち」と思っていました。

しかも相手があのオマール・ナルバエスです。

(出展元:https://in44y.com/boxing/boxingnews/5455/)ノニト・ドネア

年をとって衰えたとはいえ、あのノニト・ドネアでさえKOできずに判定まで持ち越された相手です。

井上尚弥は今後日本ボクシング界を背負っていくであろうボクサーであると思っていましたので、正直もう少し楽な相手はいなかったかな?と思ったくらいです。

しかしいざ試合が始まってみるとオマール・ナルバエスは何もできず、あっさり2ラウンドで撃沈してしまいました。

この試合で世界中から注目されることになり、まさにその異名の通り正真正銘の「モンスター」へと変貌した試合でした。

ライトフライ級の減量苦から開放された井上尚弥の真の姿を見ることができました。

その後も井上尚弥の快進撃はとどまることを知らず、スーパーフライ級王座を7度防衛して海外進出も成し遂げました。

スーパーフライ級の強豪は、誰もが井上尚弥との戦いを避けて逃げてしまうため、なかなか強敵との対戦が決まらない中ついにバンタム級へと階級アップに望みます。


井上尚弥の強さの秘密

一言でいってしまえば「弱点がない」ことです。

近年の日本人ボクサーで、全盛期時に海外でも通用したと思われるボクサーが「長谷川穂積」「内山高志」です。

バンタム級時代の長谷川穂積は打たれ強く、弱点という弱点はそれほど見当たらなかったですが、ガードが低いということが弱点でした。

相手のパンチにたいして危なっかしい場面が多く、そんなヒヤヒヤ感も長谷川の魅力の一つのような感じでした。

全盛期の内山高志も、パンチ力がズバ抜けていてめちゃめちゃ強かったですが、打たれ弱いという弱点がありました。

そして内山高志はそれほどフットワークが早くないので、足の早いスピードのある選手を苦手としていました。

このように強い選手にも必ずどこかに弱点があるものですが、井上尚弥には今のところ弱点が見当たりません。

サウスポーが苦手とか、長身の選手が苦手とか、パワーのある選手が苦手とか、そういったことがなく、どんなスタイルの相手にも対応してしまいます。

パンチ力、ハンドスピード、ディフェンス、フットワーク、スタミナ、打たれ強さ、戦術、全てにおいて高い水準にあるといえます。

 

その中で井上尚弥の最も優れた部分をどれか一つ、と問われれば、あまり目立ちませんが私は「ディフェンス」にあるんじゃないかと思います。

井上尚弥の試合は、長谷川穂積や内山高志の試合のような打たれたらヤバイというようなドキドキ感がなく、いつ倒すんだろう?という安心感しかありません。

とにかく相手のパンチが当たらないからです。

相手のパンチを距離で「はずす」こともできますし、「スリッピングアウェー」のような高等テクニックも使えます。

最近の試合では、階級を上げることによって距離やスウェーで避けれないパンチはしっかりとブロッキングでガードする、ということも意識しているようです。

階級を上げれば相手の身長も高くなりますし、リーチも長くなります。

そうなると必然的に「距離でかわす」というディフェンスがやりにくくなりますので、「ブロッキングの防御術」を磨く必要性が出てきます。

井上尚弥はメイウェザーのような華麗なディフェンスではありませんが、そのディフェンス能力は世界PFPのトップレベルにあると思っています。

井上尚弥はどこまで飛躍するのか?

日本史上最高傑作とまでいわれる井上尚弥ですが、今後は果たしてどこまでその怪物っぷりを見せてくれるのでしょうか。

余談になりますが、初めてマニー・パッキャオを見たときは彼がスーパーバンタム級のタイトルに初挑戦するときでした。

当時のチャンピオンはレドワバで、ボクシング界のホープとして注目を浴びている選手でした。

レドワバはサンチェスと対戦予定でしたが、サンチェスが試合の2週間前に突然の欠場となってしまい、急きょ代役として呼ばれたのがパッキャオでした。

まさにかませ犬として呼ばれたパッキャオですが、レドワバを初回から圧倒して6ラウンドTKO勝ちでスーパーバンタム級の王座に君臨しました。

このときの私は「なんだこの選手は?スーパーバンタム級では間違いなく最強、今後間違いなく飛躍する選手」と震えがきたのを覚えています。

井上尚弥にたいしてはまだそこまでの震えは感じません。

もしかしたら、これからのバンタム級での井上尚弥にそれを感じるかもしれません。

井上尚弥が今後どこまで階級アップをするのかは分かりませんが、上げてもスーパーバンタム級で留めておいた方がいいような気がします。

井上尚弥のパンチの質はパッキャオのそれとは違い、もう少し上の階級では通じなくなるような気がするからです。

とりあえず減量から開放されたバンタム級での井上尚弥の活躍に期待します。

最後に

井上尚弥が日本ボクシング史上の最高傑作であることに異論はありません。

これからも数々の記録を塗り替えていくと思います。

バンタム級での「倒し屋」井上尚弥に期待します。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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